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 PPL プログラム委員長に関する規定
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                                               2005年 3月 運営委員会承認
                                               2017年 3月 改訂
 
 1. 選考手続き
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  1-1 前回のプログラム委員長および研究会運営委員会からなる拡大運営委員会
      で議論し,理論系・実装系ごとに1名以上の候補者を優先順位つきで定める.
 
  1-2 研究会主査は前項の順序にしたがい候補者に依頼し,最終的に理論系から1名,
      実装系から1名の計2名のプログラム委員長を選出する.
 
 2. 選考基準
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  2-1 プログラムの編成を行うという実務を責任持って行える者でなければならない.
 
  2-2 国内外で研究を現に活発に行い,かつホームページや論文データベースなどを
      通して研究内容が容易に推測できる者であることが望ましい.
 
  2-3 同年度および歴代のプログラム委員長と比較し,所属 (出身を含む) および
      研究分野に著しい偏りがないよう配慮する.2-1および2-2の基準で同等の
      候補者がいた場合,所属・研究分野に偏りの生じる候補者の優先順位を下げる.
 
 3. プログラム委員長の役割
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  必要に応じて運営委員会への相談・報告をしつつ以下の任務を遂行する.
 
  3-1 プログラム委員会を組織すること. (「プログラム委員」の項を参照)
 
  3-2 論文投稿基準を決定すること.
      (過去の運営委員会で「プログラム委員長はカテゴリ1には論文を投稿できない」
      という方針は決定済み.他は各年度の裁量で決定してよい.)
 
  3-3 開催場所・日程を決定すること.
 
  3-4 組織委員長を選出し依頼すること.
 
  3-5 論文投稿の受付,査読を行い,採録論文を決定すること.また,プログラムを
      編成し,論文集を作成すること.
 
  3-6 ジャーナルの特集論文を組むかどうかを検討し,ジャーナルへの推薦論文を
      決定すること.
 
  3-7 必要に応じて,優れた論文発表の奨励を目的とした論文賞・発表技術の向上を
      目的とした発表賞等の受賞者を決定すること.また副賞としての記念品を授与
      するかどうかを決定し,授与する場合にはその品目を選定すること.
 
  上記のうち,運営委員会の承認を必要とする事項は,3-1, 3-2 (過去のPPLと大幅
  に基準を変更する場合),3-3, 3-6,3-7 (過去のPPLと大幅に変更する場合) である.
  3-2 (例年通りの場合),3-4,3-5,3-7 (例年通りの場合) は報告事項とする.
 
 
 付録1. 選考方法・基準に関する背景説明
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 1-1について
   「理論系」「実装系」という別は便宜上のものであり,必ずしも明確な基準が
    あるわけではなく,目安にすぎない.
 
   2002年に運営委員会が発足する以前は,前回のプログラム委員長が推薦し,
   研究会主査がそれを追認していたが,研究会の運営委員会が発足した以上,
   プログラム委員長を含む拡大運営委員会全体で議論するのが望ましい.
   現プログラム委員長が次期委員長を選ぶ「一子相伝方式」は長年の間に
   選出基準がねじまがる恐れがある.
 
 2-1について
   プログラム委員長を任せる以上,絶対要件だが,明らかに責任感のない者,
   あるいは経験不足の者(学生等)を除き,実務をこなす能力・時間があるか
   どうかは,当人に判断していただくのが一番なので,選考方法1-2の候補者の
   優先順位づけにおいては候補者が忙しいかどうかはそれほど考慮する
   必要はないと思われる.
 
 2-2について
   プログラム委員長は会議のシンボルとしての役割も重要である.特にPPLの
   対象研究分野の今後を担う若手(大学院生等)にとっての見本・目標となり
   うること,また論文の投稿者に与える印象を考慮し,(1)研究業績が顕著で
   あり,かつ(2)ホームページなどを通して研究内容について積極的に情報発
   信を行っていることが望ましい.
 
 2-3について
   例年,東京大学・京都大学所属あるいは出身者に偏る傾向がみられるので
   配慮を要する.
   ただし,2-3にとらわれすぎて2-2を軽視するべきではない.
 
 
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 付録2:過去のPPLプログラム委員長・実行委員長 (敬称略)
 
                         プログラム委員長            幹事
 第1回(1999,熱川)       胡振江・Manuel Chakravarty  浅井健一
 第2回(2000,浜名湖)     南出靖彦・小林直樹          西村進
                       (理論系)   (実装系)
 第3回(2001,亀岡)       Jacques     田浦健次朗      五十嵐 淳
                          Garrigue
 第4回(2002,別府)       亀山幸義    千葉滋          櫻田英樹
 第5回(2003,富士)       西村進      八杉昌宏        小宮常康
 第6回(2004,蒲郡)       小川瑞史    脇田健          篠埜功
                                                   (実行委員長)
 第7回(2005,水上)       関浩之      増原英彦        立堀道昭
 第8回(2006,琵琶湖)     結縁祥治    石崎一明        筧一彦
 第9回(2007,加賀)       五十嵐淳    滝本宗宏       中澤巧爾
 第10回(2008,仙台)     住井英二郎  首藤一幸        青戸等人
 第11回(2009,飛騨高山) 長谷川真人  千代英一郎      中野圭介
 第12回(2010,琴平)     寺内多智弘  岩崎英哉        西澤弘毅
 第13回(2011,定山渓)   浅井健一    河内谷清久仁    松崎公紀
 第14回(2012,白浜)     中澤巧爾    前田敦司        鵜川始陽
 第15回(2013,会津若松) 勝股審也    権藤克彦        上野雄大
 第16回(2014,阿蘇)     中野圭介    中田秀基        末永幸平
                                                     (組織委員長)
 第17回(2015,松山)     浜名誠      馬谷誠二        松田一孝
 第18回(2016,岡山)     青戸等人    鵜川始陽        海野広志
 第19回(2017,石和)     篠埜功     番原睦則        江本健斗
 第20回(2018,米子)     西崎真也    松崎公紀        平石拓
 第21回(2018,志戸平)     末永幸平    笹田耕一       浅田和之

 注. 2001年から、プログラム委員長は理論系1名,実装系1名と分けている.